お役立ちコラム

マイホームを任意売却してもローンが残ってしまった場合

住宅ローンの返済が厳しく、マイホームを任意売却された後、マイホームの売却代金を住宅ローンの返済に充てても足りず、まだ住宅ローンの残額(残債)が残ってしまうことがあります。

 

例えば、住宅ローンの残高が2,000万円あるのに対し、任意売却で債権者に返済できたのが1,500万円という場合、マイホームを手放したからといって残りの住宅ローンが免除されるわけではないので、残ったローン500万円(残債)につき今後も返済をしていかなければなりません。

 

この住宅ローンの残債について、マイホームを任意売却したあと、債権者に分割で支払っていく旨の交渉をするという方法があります。月々、いくらずつの返済に応じてくれるかは、その残債の債権者によって異なるでしょう。

 

しかし、マイホームを処分したあと、多くの方が賃貸の物件に引っ越しすることになるので、家賃の支払いや日々の生活費の支払いで支出がかさみ、住宅ローンの残債まで返済する余裕がないというケースも多々見受けられます。

 

この住宅ローンの残債について支払ができない場合、裁判所に自己破産の申立てをして債務を免除してもらうという方法があります。

 

なお、マイホームの任意売却後に自己破産の申立てをする場合は、裁判所に任意売却時の売買契約書等のコピーを提出しなければならないことがありますので、任意売却の時の書類は大切に保管するようになさってください。

 

マイホームを任意売却したものの、残債の支払いをどうすればよいか悩んでいるという方は、一度お気軽にご相談いただければと思います。

2021.08.11

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